街中を徘徊することを生業にしているもんからしたら秋はなくなっ
ていない
個人的な感覚では今年は半月ほど前から秋が始まり今も秋のまま
冬ではありません
ただ今年の夏はきつかったというのなら同意します
京都市内の公式の最高気温38℃が当たり前になって久しい
非公式なら朝イチに出て朝9時前で道路沿いの電光掲示板の温度表
表示は38℃
という過酷な状況を今年は凌駕して来た
猛暑日と熱帯夜の合計日数の日本記録を更新
そして京都市の記録を更新する1時間100ミリの豪雨
事故らず帰れたのは幸運としか思えない
外回りを生業にしているから耐性が出来たのかバカになったのか分
かりませんが暑さ寒さに強くなりました
世間の感覚を知るのはお客様
お客様のお陰で今年の暑さが異常なのが分かりました
外出する予定も来客もなく会うのは僕のような出入り業者だけだか
らなのでしょう
今まで見たことが無い人目よりも風通しの良さを優先された服装
昭和に回帰したような感じ
昔は家の前の植木の水やりに男性はスケスケのシャツとパッチで女
性はシミーズで出てくるのが珍しくなかった
外出着はアッパッパという今で言えばサイズの合ってないブカブカ
のワンピースが流行っていました
時代は巡るとはよう言うたもんです
そして今年の暑さを象徴する極めつけの出来事が~
インターホンを押して待ちましたが返事も人がいそうな音や気配も
しないので帰ろうとしましたら~
「待ってて」と返事
しばらく待つとドアが少しだけ開きて腕が出てきました
手短に話を済ませ渡すもんを渡して終了
多分ですけど汗をかいてシャワーを浴びておられたのでしょう
だから出てこられるのに時間がかかった
腕だけということはバスタオルを巻いただけの姿なのかも
僕が来るのを分かっておられるのにです
長いお付き合いですがそういうことをされたことが無い方だけに今
年の猛暑の厳しさを実感しました
そして僕は僕で暑さで頭がおかしくなったようで~
とあるお客様のとこで同じようにインターホンに返事がなく帰ろう
と踵を返した時に~
ブツっと音がしてザーッという雑音の中に小声で囁くような若い女
性の声が聞こえた
殆ど聞き取れませんでしたが最後の「だったのに…」という恨めし
いような言葉だけ聞き取れました
自分の聞き間違いで出てこられるのかと待ちましたが音沙汰なし
それだけ
その後は何事もなく平穏な日々
あれは一体なんやったのでしょう
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