2026年10月21日水曜日

参百弐拾七~藤の川関と大原野神社と京都弁~

 

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みなさん、こんにちは!


秋の風が心地よくなると、ふとお参りに行きたくなるのが、


京都市西京区にある大原野神社さんです。


大原野神社さんといえば、奈良の春日大社から神様をお迎えしたことから


「京の春日さん」とも呼ばれ、古くから親しまれている歴史ある神社。


そして、こちらのちょっと珍しい名物行事(ウリ)といえば……


そう、「藤の川関(ふじのかわぜき)の宮参り」です!


名門・伊勢ノ海部屋に明治初期から代々伝わる、


由緒正しい伝統の四股名に、負けない力士


藤の川関は元大碇の甲山親方の長男で、生まれも育ちも東京。


親に勝手に京都出身にされてしまった人。


しかし、親の影響で話し言葉は京都弁。


親の出身地にある大原野神社で宮参りをしたので、


全く無縁ということではない。


ネットニュースを見て思わずクスッ。「その『さん』変やで?」


さて、大原野神社“さん”の話をしていたら、ふと思い出したことがあります。


先日、何気なくスマホでネットニュースを読んでいたときのこと。


京都の文化やグルメを紹介する記事の中で、


ライターさんが張り切って「京都風の言い回し」を使おうとされていたのですが……


「祇園さん」


……ん?? 思わず画面二度見して、クスッと笑ってしまいました(笑)。


八坂神社を祇園さんなら分かりますが、祇園甲部を指して「祇園さん」はない。


でも気持ちはとってもよく分かるんです


「京都の人って、何にでも『お』とか『さん』をつけるんでしょ?」


というイメージ、ありますよね。


でも実は、京都弁(京言葉)の「お」と「さん」の付け方には、


京都人が無意識に守っている絶妙なルールが存在するのです


京都弁の「お」と「さん」の基本ルール


せっかくなので、ちょっと整理してみましょう。


お揚げ


お揚げさん


お芋


お芋さん


お豆


お豆さん


お豆腐


おネギ


お野菜


お醤油


お出汁


おひたし(おしたしではない)


おでん(違うか^^;)


ここが京都らしさの真骨頂!神社やお寺、皇族にも「お」や「さん」付け


お東さん


お稲荷さん


皇族は、天皇から宮家まで、全員、「様」ではなく、「さん」付け。


京都にお住まいの、彬子女王様は彬子女王さん。

    

「お豆腐さん」と言わないワケ


じゃあ、なんで「お揚げさん」はOKで、「お豆腐さん」はNGなのか?


……正直に言うと、「昔からそう言ってきたから感覚で分かっている」


としか言いようがないのが京都弁の面白いところです(笑)。


強いて言えば、丸っこくて可愛らしいもの(豆、芋)、


手がかかっているもの(揚げる工程を経たお揚げ)、


そして神仏やお店(「お肉屋さん」「お豆腐屋さん」のように人や店を指す場合)


には「さん」がつきやすいのかもしれません。


ネットニュースのライターさんも、


きっと「京都らしさを出しておもてなしの気持ちを伝えたい!」


と一生懸命書いてくださったのだと思います。


その可愛らしい空回りは、嫌いやない


まとめ


大原野神社さんで「藤の川関の宮参り」をするご家族の温かい風景も、


京都の街に息づく丁寧な言葉遣いも、


どちらも「身の回りのものや人を大切にする心」


から生まれているのかもしれませんね。


みなさんも京都にお越しの際は、


ぜひ大原野神社さんで歴史と自然を感じつつ、


街中で聞こえる地元の人の「お〜さん」に耳を澄ませてみてくださいね

参百弐拾七~藤の川関と大原野神社と京都弁~

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