京都の地元民を殺すにゃ刃物はいらぬ
ふらりと入った店で観光客扱いすればいい
しばらく立ち直れないくらいのダメージを喰らう
桜にしろ紅葉にしろ観光客でごった返している観光名所には間違っても
行かない
こういう光景を愛でるのは何でもない場所
言い換えれば観光客がワザワザ来るようなことろではありません
喧騒とは無縁の場所で静かに愛でます
余談ですが生まれも育ちも京都の地元民には縄張り意識がある
縄張りの最大の単位は京都市で最小の単位は小学校の学区
今の仕事をして都市伝説やと思てた「おたく京都?」が実在ているこ
とを知りました
何ぼ仕事上の付き合いとはいえ見ず知らずの人間が出入りするのは快
くないでしょうから気持ちは分かります
同じ学区やと分かると態度が豹変するほど心安くしてもらえたりもし
ました
その逆もありました
お客様の中には僕は地方出身者で大学の夜間学部に通いながら働く苦
学生やと思われている方がおられました
そうなるとどうなるか
寄せて頂くのが年内最後の時に労をねぎらってお小遣いを下さる
子どものお駄賃とは違う金額
そういう方が数名おられました
会社員とは名ばかりの丁稚奉公
初任給10万円
お客様から頂くお小遣いが身に沁みるほどありがたい
なので地元民であることがバレないように気を使いました
我ながら卑怯な人間やと思います
そしてオッサンになってもお小遣いをもらえたりします
独立した時にあいさつ回りしてますし年齢も年齢なんでお小遣いとは
無縁になります
ですが今年お二人のお客様からお小遣いを頂きました
お一人は仕事とは関係ないことを頼まれて昼食抜きで慣れない作業を
したお礼
こういうことをすると覚えめでたくなるので奉仕のつもりでした
固辞したのですがどうしてもと言われるので辞退は却って失礼に当た
るということで頂きました
もうお一人は迷惑かけてゴメンという意味合いのお小遣い
それが仕事なので何とも思っていなかったのですが上記のこともあり
ありがたく頂きました
そういうことがなくてもプレゼントを下さるお客様がおられます
ええお客様に恵まれたええ仕事です
そんなわけで京都の人間が余所者に冷たいというのは否定しませんが
全てではないと書き記して〆させて頂きます

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